第2回TDBA Youth Camp報告

1.開催概要

日程 2025年12月13日(土曜) – 14日(日曜)
会場 アミティ舞洲
参加者 1日目17名、2日目12名
講師 須田 将広
豊里 凜
山田 洋貴
和田 七海
西本 健人
手話通訳 乾 樹央
青木 真由美
カメラマン 内田 槙恵
栗田 一歩

2.キャンプの様子

今回のキャンプは、先のデフリンピックにおいて日本代表として活躍した監督および選手を、講師ならびにプレイングコーチとして招いて実施しました。13日(土)は17名、14日(日)は12名が参加し、2日間にわたりキャンプを行いました。 デフの国際大会と同様に、キャンプ期間中は補聴器や人工内耳を外し、聞こえない状況下において、いかに円滑なコミュニケーションを取るかを重要な課題として設定しました。

1日目

基本的な体づくりおよびドリブルスキルの向上を目的として、以下のメニューを実施しました。

ドリブルスキル

  • ポケットドリル(パイプ椅子)
  • 1stインパクト、2ndブレイク、3rdポンプ
  • イナズマ
  • ゼロステップおよびピノイステップ
  • ポケットとフロート
  • ロバスト

16時から17時15分までは、日本代表選手と学生による練習試合を実施し、試合を通して個々およびチームとしての課題を明確にする機会としました。夜は19時から約2時間のミーティングを行い、キャンプ中に見出された課題への対応策や、翌日の練習内容について意見交換を行いました。

2日目

午前中は、バスケットボールに関する講座を実施し、競技理解や知識を深める時間としました。午後は体育館にて、前日に行ったドリブルスキルに加え、新たなドリルやフォーメーションを取り入れ、さらなるスキル向上を図りました。

ドリブルスキル

  • メニーステップ
  • イナズマ

ボックスアウト

  • カムバックリバウンド

ディフェンス

  • ボールマン
  • アウトナンバー

実践

  • 2on2(PNR、DHO)
  • 3on3(ペイントアタック→シュリンク→キックアウト)
  • フォーメーション:ピストルオフェンス

所感

 本キャンプは昨年に続き2回目の実施となり、今回は新規参加者も複数名いました。参加当初は手話によるコミュニケーションに不慣れな選手も見られましたが、キャンプ期間を通じて、練習やミーティングの場面において手話や視覚的な情報伝達を用いたやり取りが増加し、理解度の向上が確認されました。
 また、これまで発言や質問に消極的であった選手が、練習内容や戦術に関して積極的に質問を行う場面や、映像資料を繰り返し確認する行動が見られるなど、主体的に学習へ取り組む姿勢の変化が認められました。昨年度は手話による意思疎通が十分でなかった選手についても、語彙数の増加により、指示理解や意図の共有が以前より円滑になりつつある状況が確認できました。

以上のことから、本キャンプを通じて、バスケットボールの技術向上に加え、聞こえない環境下における情報理解およびコミュニケーション能力の向上が一定程度図られたと思います。特に、競技を行う上で前提となる「情報を正確に受け取り、共有しようとする姿勢」の醸成という点において、本キャンプは有効な取り組みであったと考えます。来年も同様のキャンプを行う予定でいるため、遠隔なコミュニケーションを図ると共に、練習内容のレベルアップをしていきたいと思います。

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